報告:2007年6月3日(日) 蒲郡見学会

  • くらしの色彩研究会
  • 2007年12月26日

■2007年6月3日(日) 蒲郡見学会

愛知県蒲郡市は温暖な気候と海の幸に恵まれ、温泉地があり海に山に景色も楽しめる観光地です。温暖な気候のためフルーツ栽培がさかんでみかんの生産は日本一の出荷量です。また、名古屋の近郊ということもあり、年間を通じて多くの観光客が訪れる場所でもあります。
今回の蒲郡見学会ではヨットに乗船し、L.Cの林会長がデザインした海陽ヨットハーバーを見学する予定でしたが、生憎の風でヨットを出すことができず、陸地での見学となりました。
海陽ヨットハーバーの基調色はグレーと蒲郡みかんを表す黄色。強い日差しが当たる海には澄んだ色がよく似合います。ヨットの色は青、赤、黄色などの高彩度色や白がアクセントカラーとなり、さわやかなコントラストを描いています。特に蒲郡は観光地ということもあり、海陽ヨットハーバーに人の気持ちを高揚させる黄色を使うことで、蒲郡のシンボルカラーを担っていると考えられます。
一方、120haの土地を埋め立てて作られた「ラグーナ蒲郡」にはマリーナ設備、遊園地、アウトレットモール、海産物販売、タラソテラピー、日帰り温泉施設、レストランなどがあります。そこに隣接して建設されたリゾートマンション「ラ・メルカーサ」のモデルハウスを見学しました。海辺に建つ白い12階建てのリゾートマンションは6棟まで作る計画があり、現在は2棟が建っています。6棟すべてが建つと圧迫感があり、海辺の景観を阻害しないかと心配になりますが、元愛知県庁の職員で現在は総合ポートサービス株式会社代表取締役社長の山口皓三氏からラグーナ蒲郡の開発にまつわるお話を伺い蒲郡を後にしました。