林英光主査勉強会

  • くらしの色彩研究会
  • 2012年01月08日

日本福祉大学 鶴舞キャンパスで、恒例の林英光主査担当の環境の色彩を考える勉強会を行った。林主査は東日本の復興計画に対し、北欧との共通性での提案をしている。地球上の北の方の文化には共通性があり、アイヌや北欧との共通性も、自然と密着して素朴であり、緯度による光や色彩、景観の見えが関係していると言う。
北欧の環境色彩に共通しているのは、邪魔な色彩は無く、ベースカラーにクリーム色が多く使われ明るく落ち着いた穏やかなイメージを感じたが、アクセントカラーに黒・或はダーク調を上手に使いこなしていることも新鮮な発見であった。
工事中の塀やガードレールなどにも、色彩やデザインの工夫があり、標識も視認性のみでなくデザイン表現が良く、インテリアや建築物、街並みの美しさの原点は、巨大な街全体のジオラマを基に、行政とデザイナーとが綿密に検討計画するということを聞き、素晴らしい街並みや色彩が創られる理由とプロセスが理解できた。