色材協会関係コロイド化学セミナー

  • 2014年06月18日

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色材協会関係コロイド化学セミナー
-界面活性剤を利用した製品設計を中心に-

化粧品、インキ、塗料などの工業製品に利用されている界面活性剤は、「乳化分散」や「可溶化」だけでなく、様々な目的で広範な産業分野で利用されております。これは「界面活性剤種の選択」、「界面活性剤の構造の制御」、「界面活性剤の適用方法」等により、製品への様々な機能性の付与が可能であるからだと考えます。この様に、少量の添加で製品に機能性を付与する界面活性剤の製品設計への適用は、付加価値が高く競争力のある製品開発において今後ますます重要な技術となると推測します。本セミナーでは、界面活性剤を利用した製品設計を中心に、入門から最前線の研究まで「どの様な分野でどの様に利用されているか」、「どの様に界面活性剤を選択するのか」、「どの様に製品設計を行うか」、「どの様な研究が行われているか」を、この分野でご活躍の講師の皆様に、分かり易くご説明していただきます。界面活性剤を利用した製品設計を中心とした幅広い知識を習得する機会として、本セミナーを有効にご活用して頂けたらと思います。

主 催 : 一般社団法人色材協会
協 賛 : 日本化学会、日本油化学会、高分子学会、表面技術協会、日本家政学会、化成品工業協会、

日本化粧品技術者会、日本香粧品学会、日本材料学会、日本分析化学会、有機合成化学協会、日本粉体工業技術協会、繊維学会、材料技術研究協会、日本ゴム協会、日本塗料工業会、日本無機薬品協会、日本色彩学会、日本印刷学会、日本塗装工業会、日本防錆技術協会、腐食防食協会、印刷インキワニス工業会、日本木材学会、電気化学会、日本塗装機械工業会、日本塗料検査協会、日本レオロジー学会、日本セラミックス協会、日本画像学会、日本写真学会、日本界面活性剤工業会

日 時 : 9月30日(火) 9:30~17:10  (受付開始 9:00より)
会 場 : 日本大学理工学部(駿河台キャンパス )1号館6階 CSTホール
東京都千代田区神田駿河台1-8-14
[交通]JR中央・総武線「御茶ノ水」駅 下車徒歩3分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅 下車徒歩3分
東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅 下車徒歩5分 (受講券に案内図印刷)
受講料 : 主催および協賛団体会員19,500円、会員外29,800円、学生3,100円 (テキスト代・消費税含む)
申込締切 : 定員(100名)になり次第締め切らせて頂きます。
申込方法 : 下記申込書に所定の事項を明記してFAXでお送り下さい。
受講料は①銀行振込 ②郵便振替のいずれかで、8月20日までにお振り込み願います。
銀行口座 : 三菱東京UFJ銀行恵比寿支店 普通預金No.0929901 シヤ)シキザイキヨウカイ
郵便口座:00120-7-76423(社)色材協会
申込先 : 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-12-8 東京塗料会館201 (社)色材協会
TEL: 03-3443-2811 FAX: 03-3443-3699 E-mail:info@jscm.or.jp


(社)色材協会行(FAX:03-3443-3699)

色材協会関係コロイド化学セミナー申込書
受付No.
氏名                    所属学会名
勤務先                   所属部課名
所在地(〒  -   )

TEL FAX E-mail

※該当事項に○をして下さい。
受講料
①主催および協賛団体会員  \19,500   振込方法(請求書を郵送致します)
②会員外  \29,800    銀行振込 (  月  日振込予定)
③学生   \3,100    郵便振替 (  月  日振替予定)
今後開催される色材協会主催の講座についてE-mailでのご案内を希望しますか?(希望する ・ 希望しない)
上記情報は、(社)色材協会事務局にて厳重に管理致します。


「色材協会関係コロイド化学セミナー」演題と講師
平成26年9月30日(火)

9:30 ~ 10:40
1.活躍する界面活性物質
からだのしくみには界面活性物質は縁の下の力持ちとして働いている。また、繊維、製紙、化粧品、塗料など色材が関係する産業利用にも幅広く使われており、この多彩な界面活性物質の働きを紹介する。
福井技術士事務所 代表
日本化学会フェロー 福井 寛

10:50 ~ 11:50
2.衣料用洗剤に求められる界面活性剤の性質
衣類の洗濯に用いられる界面活性剤は、汚れを除去するという役割を持つが、これに加えて求められる性質がある。粉末、粒状、液体洗剤の場合に分けて概説する。
文化学園大学 服装学部
教授 米山 雄二

(11:50 ~ 12:50  昼  食)

12:50 ~ 13:50
3.界面活性剤の構造と機能
界面活性剤の構造と機能の関係を、界面活性剤の親水基の種類、親油基の種類、分子形状および分子サイズの観点から説明したうえで、可溶化剤と乳化剤をモデルとして、「目的に合った機能を発揮するための界面活性剤の構造」を解説する。また、界面活性剤の構造と自己組織化に関するトピックスとして、「高純度モノアルキルリン酸エステル塩が形成する安定なα-ゲル」について紹介する。
NIKKOL GROUP ㈱コスモステクニカルセンター
取締役 橋本 悟

13:50~15:00
4.界面活性剤の相平衡と化粧品への応用
化粧品に用いられる界面活性剤の相平衡挙動の特長について概説し、乳化製剤、洗浄料への応用事例について紹介する。
㈱資生堂 スキンケア研究開発センター
主任研究員 渡辺 啓

15:10 ~ 16:10
5.化粧品設計におけるオイルゲル・増粘剤の物性および感触制御
オイルをゲル化あるいは増粘するために、疎水性の高い界面活性剤や結晶性油剤であるワックス類が活用されている。これら油性ゲルの物性を制御し、リップ化粧品やファンデーションなどの化粧品へと応用した際に、感触を向上させる手法について解説をおこなう。
東京工科大学 応用生物学部
教授 柴田 雅史

16:10 ~ 17:10
6.機能性両親媒性物質の界面吸着挙動
界面活性剤の主要な機能に、分子集合体形成能(ミセル・液晶等)と界面吸着能があります。本セミナーでは後者について、基本的な考え方や評価法を説明いたします。また、最新の研究成果例についてもあわせて紹介いたします。
東京理科大学 理工学部 工業化学科
講師 酒井 健一