2013年11月17日(日) 秋の大会/くらしの色彩研究会企画報告

  • くらしの色彩研究会
  • 2013年11月20日

秋の大会/くらしの色彩研究会企画報告

くらしの色彩研究会では過去の大会で発表したポスター掲示と色と香りの研究部会によるワークショップを行なった。ワークショップでは、『香りからイメージする配色表現』として、和の香りからのイメージ想起による配色制作を、大会参加者に実際に体験していただいた。同時に既に制作済みの「香りからイメージ想起した配色」も展示し、それらの配色から受ける印象をSD法調査票に記入していただき、それぞれ十数名の参加があった。
今回のワークショップで使用した香りは、研究用に用意したオリジナルの匂い袋で、白檀や丁字・桂皮等伝統の香を原料したものである。やわらかな和の香りが漂う中での配色づくりを楽しんでいただけた方もいらっしゃれば、「香りからのイメージによる配色は大変難しい。」という意見も聞かれた。
また、SD法調査の方も、香りを表現する形容詞に関して感じ方の個人差が大きく、嗅覚の複雑さを改めて考える機会となった。
今回のワークショップも踏まえ、来年5月の全国大会で研究発表を予定している。